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iPhoneの珍しい故障について
iPhone7はやっぱり不具合が多い?通話中のスピーカーがグレーアウトしているときは要注意!
[2020.03.04] スマホスピタル心斎橋
カテゴリー:iPhoneの珍しい故障について
目次
スマホスピタル心斎橋店です。
最近ちょこちょことiPhone7/7Pでスピーカーが使えない、音が出ないといった症状のお問い合わせやお持ち込みでのご相談をいただきましたのでiPhone7の不具合と、
スピーカーの問題についてまとめさせていただきました。
iPhone7は不具合が多かった不遇の機種
iPhone7は発売してからなにかと不具合が多かった印象がありますね。
iPhone7から始めて搭載された機能が多く、最もたる例は物理式から感圧式に変更されたホームボタン。
あとはiPhone7から正式に耐水機能が付与されました。
(一応iPhone6sから耐水機能を付与するための粘着シールは貼り付けられていました。耐水機能の実験段階だったといわれています。)
いろいろ今までの機種から変更点が多かったのが原因か、それとも構造上の欠陥か、発売して当初は不具合に次ぐ不具合、といった印象がありました。
発売当初に言われていたのは基板CPUのあたりからノイズ音がするというものや発熱が激しいといったものです。
ノイズ音はCPUに高負荷がかかったときに頑張って処理している音だったり、基板内部のコンデンサーが一定の電圧で振動するためというものでした。
こちらは初期不良で対応されているようですね。
発熱が激しいのは耐水機能が付与されたことによってiPhone7内部にどうしても熱がこもってしまう事が原因とされました。
Xperia Z4が高い機能と防水性能をもっていたのにその防水性が原因となってすごく熱いスマホになってしまったのと似ています。
新発売時期にいろいろな不具合が報告されるのはどのような製品でも起こります。それにしっかり対応してもらえれば消費者としては不安も少なくなりますね!
iPhone7の不具合で一番悪名が高い圏外病
iPhone7ユーザーの方なら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
普段ならアンテナマークが表示されているところに三角に!のマーク、そして圏外と表示され、モバイルデータ通信も電話もできないというものでした。
基本的にソフトウェアの問題ではないことが多く、すぐに試せる対処法を行っても改善しないことが多い問題です。
たとえば、本体の再起動や、機内モードに入れて解除する、iOSの更新、初期化といったことをやっても改善されません。
(ちなみに初期不良端末の中には機内モードに入れるとそこから数分電波を拾わなくなってしまうという端末もありました。)
基地局の電波が問題ない場合でiPhoneが電波を読み込めない時に先に疑うのはSIMカードの不良、SIMカードの接触不良などで、SIMカード自体に問題がないとなると本体基板の問題になってきます。
単純にほこりが詰まっているだけという簡単なものであればいいのですが、SIMカードトレーの周りはきっちりパッキンで密封されているのであまり考えられない事象です。
この圏外病は大抵の場合リコール対象となり、交換対応をされました。
しかしリコール対応自体は小売りから3年以内のものになるので期限切れを迎えてしまった端末も少なくありません。
当店でもiPhone7の圏外病でのお問合せをいただくことがいまだにありますが、行えることはかなり少なく、基板やアンテナ部品の洗浄程度しか行えません。
たまにそれで電波を拾うこともあるのですが、応急措置程度にしかならず再発してしまいます。
解決策としては機種変更しかないというのが現状です。
そういえば、型番がA1779だと圏外病になる!というような噂も流れましたね。単純に日本版iPhone7の型番がA1779だったというだけだったので誤解なきようお願いします。
今回の本題、スピーカーのグレーアウト(暗くなって押せなくなること)について
iPhone7の圏外病に次ぐ最大の困った不具合の一つです。
初期不良や製造時のロットでの違いなどで発生する症状ではなく、iPhone7の構造上の欠陥と言われています。
iPhone7̟Plusでも同様の症状が起こります!
原因となるのは基板のオーディオICチップが本体への衝撃や、筐体(本体フレーム)が曲がるような圧力を加えられたときに、基板からオーディオチップに接続されているパッドが緩み、接続不良が発生することのようです。
実際、私が見たことがあるオーディオチップが破損しているであろうiPhone7もほとんどが何度か落とされて、画面にひびが入ったものだったり、ボディがぼろぼろだった覚えがあります。
稀ですがすごく大事に使われているiPhone7でも発生すると聞きましたのでもはや構造上仕方がないことなのかもしれません。
経年劣化による損傷といえるかもしれませんが、裏で徐々に悪化していくのでかなり怖いです。
最悪起動画面のリンゴマークから先に進まなくなってしまうループ病(またはリンゴループ)を発症します。
基板の破損が原因でループ病が発生すると、リカバリーモードに入れてiTunesでの更新や初期化を試してもうまくいかないことが多く、文鎮化してしまうことが多いです。
こちらのオーディオチップ破損ですが、初期症状としては通話時にスピーカーが使えなくなってしまうことから始まります。
そこから通話機能の発声が相手側に届かなくなり、同時に相手の声も聞こえなくなります。
アプリのボイスメモを起動させてもクラッシュしたりと音声に関する機能がことごとく使えなくなっていきます。
しかし、普通に音楽や通知音などは鳴りますので、マイクの故障と勘違いしてしまうのです。
あれ?と思って再起動をすると
かなり起動時間が長くなっています。
放置しているとやっと立ち上がってくれるというレベルの長さです。
この時点で何度も再起動を行うのはやめておいたほうがいいでしょう。少しづつ起動するまでの時間が伸びていき、最終的には起動しなくなってしまいます。
ちなみにですが、iPhoneにはスピーカーが二か所あります。
電話する時に応答する上側のイヤースピーカーと、スピーカー音声や通知音を再生する下側のラウドスピーカーの二つです。
それぞれ部品としては両端にあるので独立しています。パーツ分けとしてイヤースピーカーは画面側の部品であり、ラウドスピーカーはドックコネクター(充電口)に接続されている部品です。
どちらか片方でノイズが入るというような症状であれば部品の物理的な破損の可能性が高まりますが、両方同時に使用不可能になる場合、水没以外ではこのオーディオチップの破損の可能性が高いと考えてよいと思います。
このオーディオチップの破損ですが、残念ながら基本的には修理ができません。
また、正規店ではこの問題は感知しているようで、Applecareに入られているなら相談すると対応はしてくれそうです。
基本的にオーディオチップが破損していることが原因でのスピーカー不良はパーツの交換では改善されません。
逆に電源をつけたり消したりを繰り返すので寿命が縮まってしまう原因になります。
iPhone7でオーディオチップが破損したことによるスピーカー不良の症状が出てしまった時は
もし、上記のような症状が出た時は、起動している間にバックアップをiCloudやiTunesで取ってから機種変更を行うことをおすすめいたします!
最終的には起動しなくなってしまうことが確定してる症状です。
そのまま使えるまで使うことも悪いとは言えませんが、バックアップをしっかり取らないとデータが取り出せなくなってしまいます。
パーツの物理的な破損、通話時にノイズが入る、スピーカーの音が小さい等の症状でしたら部品交換で改善することが多いです!
また、この症状は直せるものかどうかわからないといった場合でもお任せください!
スピーカーが故障していてても、今回ご紹介したスピーカーがグレーアウトしてしまう症状になってしまいます…
もし、症状が起きてしまったらお気軽にご相談ください!
スマホスピタル心斎橋店でした。
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