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水没について
過信は禁物! 「防水スマホ」が水没するわけ
[2020.06.22] スマホスピタル心斎橋
カテゴリー:水没について
スマホスピタルに水没したスマホを持ってこられるお客様が、よく口にするフレーズがあります。
それは「防水だから大丈夫だと思ってた」「動いていたから大丈夫だと思った」というもの。
確かに、防水仕様のスマホは、そうでないスマホと比べても格段に浸水しにくくなっているのは確かです。しかしその性能も完璧ではなく、あっけなく水没して回復不能なこともよくあります。
今回は、「『防水』と書いてあるのに、なぜ水没するのか?」という問題を解説します。
「防水スマホ」は、条件によっては簡単に水没する
「防水性能」があるスマホは、隙間ができそうなところに粘着テープやゴムを貼り付け、水やゴミの侵入を防ぐという手法をとっています。
当然、粘着テープやゴムが劣化すると防水性も失われます。購入してから2~3年ほどたつと防水性もほぼなくなると思ってよいですが、湿気・汗・皮脂その他の要因で、予想よりも大幅に早く性能が劣化することもあります。工場でiPhoneを組み立てるのも人間の作業ですから、粘着テープの貼り付けがほんのわずかだけ甘かった…なんて可能性もゼロではありません。
歴代最高の防水性を謳っているiPhone 11の製品紹介ページを見てみると、ページ最下部に小さな字で「効果は永続的なものではありません(=経年劣化する)」という表記があります。他にも「実験室の管理された条件下でのテスト」だとか「通常の使用によって耐性が低下する可能性があります」だとか「液体による損傷は保証の対象になりません」などなど、暗に「絶対水没しないわけじゃないからな!『防水って書いてあるのに壊れた』とか言われても知らないからな!」と言いたいのであろう記述がみられます。
iPhone7からは防水(耐水)性能が備わるようになっていますが、iPhone 7もiPhone 8もiPhone Xも、毎日のように水没した端末の修理が持ち込まれます。修理店の見解としても「iPhoneは割と水没する」というのが正直な感想です。
メーカーがこれだけ予防線を張っていることを鑑みると、あまり防水性を信用しない方が賢明でしょう。防水性のあるなしに関わらず、スマホには液体をかけないよう気を付けて使わなければなりません。
(それなら防水いらないからもうちょっと安くしてよ!と思わなくもなかったり)
Androidスマホでも防水を謳ったものは多いですが、これもiPhoneと同じで、実際どれほど水没しにくいのかはほぼ未知数といってよいでしょう。ダメな時はほんの一滴でも壊れる可能性はあります。
ちなみに、京セラのTORQUEフォンのような、米国軍用規格をクリアしためちゃくちゃ水没しにくいスマホも存在します。耐久性と防水性に特化しすぎて、値段の割に性能は微妙だったりしますが…
スマホは水に濡らさない! バックアップは常に取る!
スマホの水没対策は、突き詰めると上の標題に尽きます。スマホスピタルでは水没したスマホの内部洗浄作業も行なっており、それで一時的に動くこともあるにはあるのですが、完全な復旧はほぼ不可能。一度動いてくれてもすぐにまた壊れる可能性は高いです。
・防水性能を過信せず、「水には濡らさない」
・復旧不可になってもデータは取り戻せるよう「バックアップを定期的に取る」
上記の2ポイントを厳守して、安全にスマホライフを送ってくださいね!
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